ちゃんと3月3日中に箱にお戻りいただきましたよ。大事なお顔を保護するカバーは、買った時についていた和紙がボロボロになってしまったので、ある家庭用品を代用。なにかわかります? 答えは最後に。

ちゃんと3月3日中に箱にお戻りいただきましたよ。大事なお顔を保護するカバーは、買った時についていた和紙がボロボロになってしまったので、ある家庭用品で代用。何かわかります? 答えは最後に。

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ひな人形の写真をアップしたら、各方面から異口同音の反応が寄せられました。

「ねえねえ。あのひな人形、普段いったいどこに収納してるの?」

そう質問してくるのは、我が家を少なくとも一回以上は訪れたことのある人たち。

そう。うちのマンションの部屋が狭いので、年間11ヶ月出番のない雛人形―――しかも五段飾り―――があの家のどこかに収納されてるなんて考えられない、と思われるのでしょう。

というわけで各位、お答えします。

森家がひな人形を保管してるのは、ずばり、押入れの天袋でございます。

ねっ、いたってふつうでしょ?

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ところがたいていの方は、ここで「ええっ、そうなの?」と首をかしげる。

うちの収納らしい収納は一間半の押入れ+天袋ひとつだけで、しかもそこを家族三人分の衣類のクローゼットとして使ってるので、ひな人形が入ってるのは意外と思われるのかもしれません。

「実家やトランクルームに預けてるのかと思ったわ~」なんて方も多い。

でもダントツで言われ頻度が高いのはこれ↓

 giwaku

「下に住んでる201号室のハギモトさんが気づかないように、密かに床下収納を掘り下げてるんじゃないか」

「隣の302号室が、じつは年々狭くなっていってるんじゃないか」

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 たしかにね。わかるんですよ。森家って狭いのに、いろいろ出てくるもんね。

 syuunou

季節おりおり。インドやら中国やら和ものやら。

電動式ドリルに、東急ハンズ並みのステイショナリー群、焼肉の鉄板。

テントやら、湯たんぽやら、旅のタイプ別に適応するバッグ各種やら。

本だって、『ぐりとぐら』『毛沢東選集』『スワヒリ語辞典』『ケンタロウ/ドカンと、うまいつまみ』『楳図かずお/へび女』など、中途半端な図書館よりよっぽどバリエーションが豊富。

不思議がられるのは無理もないんですよ。

でもまあなんとか収めなきゃ暮らせないし、実際なんとか収めてるから暮らせてるわけです。

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あの、ふと思ったんですが。みなさんこの件についてもっと森さんを誉めるべきじゃないでしょうか。

「森さんって収納上手なんだね!」とか、「いよっ、収納スペースの錬金術師!」とか。

だって「あるはずのない家からひな人形五段飾りが!」って、もはや称賛に値する特殊能力なのでは?!

ちまたでは「モノを持たないシンプル・ライフ」がもてはやされているようですが、わたくしのような「モノにまみれて満喫ライフ」の需要と関心だって、あっておかしくないではありませんか。

 おほん。

というわけで、激励の言葉、取材のお申し込み、お待ちしております。

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あっ、そういえば。収納の取材は一回だけうけたことがありますわ。なお、その後女性誌から「収納のプロのアドバイスによって森さんの家の収納が見違えるほど快適になったというビフォー・アフター企画をしたいんです」という依頼がきたことがあり、見本として現状写真を送ったら、後日「収納のプロの先生が、この森さんという人には独自の収納セオリーがあってすでに完成されてるから改造のしようがないとおっしゃって」と、要するにボツになったのであった・・・・ははは。誉められたのか?

収納の取材は一回だけうけたことがあります。あっ、そういえば。ある女性誌から「収納のプロのアドバイスによって森さんの家の収納が見違えるほど快適になったというビフォー・アフター企画をしたいんです」という依頼がきたことがありましたわ。ところが見本として現状写真を送ったら、後日編集者から「収納のプロの先生が写真を見て、この森さんという人には独自の収納セオリーがあってすでに完成されてるから改造のしようがないとおっしゃって」と、要するにボツになったのであった・・・・ははは。誉められたのでしょうか?

 

冒頭の質問、ひな人形を収納するさいのカバーに使ってるのは不織布のお茶パック。袋状になってるから、すっぽりかぶせることができて便利です。

冒頭のこたえ。ひな人形を収納するさいカバーに使ってるのは不織布のお茶パック。袋状になってるから、すっぽりかぶせることができて便利です。

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森優子 著者近影

森優子 もりゆうこ/Yuko Mori

旅行コラムニスト/イラスト・エッセイスト。1967年大阪生まれ。大阪芸術大学美術学科卒

学生時代、サハラ砂漠を歩いているときに出会った人物にスカウトされて上京、ガイドブックの編集事務所に就職。93年独立、イラストを含めた執筆活動をスタート。ユーモラスで地に足の着いた旅行術&生活術は、「そうそう」「あるある」「なるほど」という多くの共感を読者から得ている。現在は東京都内にて中学生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約40カ国。

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