上海の目抜き通り・外灘/大晦日の11時20分ごろ↑ まだまだのどかな雰囲気でした。

上海の目抜き通り・外灘/大晦日の11時20分ごろ↑ のどかな雰囲気♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

2010年の年明けの瞬間、さてみなさんはどこで誰とどのように迎えられたでしょうか?

私は、上海で。

姉と娘と三人で。上海の象徴的な風景がのぞめる外灘(ワイタン)の一等場所にて、2009年が2010年にかわる瞬間を中国の人々と迎えてきました。

いやー、じっつによかったんですわ、これが。というわけで、その雰囲気をさらっと紹介させてもらうことにしましょう。

shanghai2

陣取ったのはオールド上海側の川岸、招商銀行前。

私が海外でカウントダウンに参加するのは二度目でして。

一回目はかれこれ16年前、ニューヨークのタイムズ・スクエアでした。

世界一有名なカウントダウンゆえに、それはもうたいそうな人出で、5時間前から警察による入場規制がはられてた。だから6時間前から凍てつく寒空の下で足踏みしながら年明けの瞬間を待ったものです。

いってみりゃ、『何が何でもタイムズ・スクエアで年明けを迎えるぞ!』という強い意志と、健康な体と、使い捨てカイロ10個以上を持ってないと、とうてい乗り越えられないハードな年越しだったわけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

んなもんで、さて上海はどうなんだろうと。

上海のカウントダウンについては事前に入手できる情報がほとんどなく、とにかく行ってみるしかないなとのぞんだわけですが、結論から言って、NYよりもはるかに楽で、かつ、ちゃーんとお祭り騒ぎの興奮と、人々と祝賀ムードを共有。大満足の年明けとなったのでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼間に下見して、南京東路あたりにカウントダウン・ライブが行われる野外ステージが組まれているのを確認。人民公園にもステージが出て盛り上がるらしいけど、『上海と言えば外灘(ワイタン)』という思いが強い私は、なにがなんでもワイタンじゃ♪

外灘に到着したのは、すでにカウントダウンの瞬間まで一時間をきった11時10分ごろ。

人がどんどん集まりつつある。

とはいえ、路上はラッシュのような混雑はなく、じつにのどかな雰囲気。

物売りも、焼き芋屋台と、ぬいぐるみ風の帽子を売ってるおじさんぐらい。大阪の町内会の盆踊り会場のほうがよっぽど商魂たくましい。

さすがに特設ステージ周辺は芋の子洗う状態だったけど、そこからわずか50~60メートルほど離れた一等地はいとも簡単にゲットできたのでした。

 

右の赤いのが特設ステージ。立派なカメラと三脚でスタンバってた中国人カメラおじさん(右)が、自分の前に立った人に「すまんけど、私ここで写真撮るから、よけてくれん?」と言っても「あっ、ごめんごめん 別の場所に行くわ」という感じで、ヒステリックな雰囲気は皆無。

右の赤いのが特設ステージ。立派なカメラと三脚でスタンバってた中国人カメラおじさん(右)が、自分の前に立った人に「すまんけど、私ここで写真撮るから、よけてくれん?」と言ったら、言われた人は「あっ、ごめんごめん 別の場所に行くわ」という感じで、ヒステリックな雰囲気は皆無。23年前の中国の路上では、しょっちゅう殴りあいの大喧嘩を見たものだから、このおだやかな会話さえも私にとっては意外でなあ・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

11時40分ごろ、ようやく周辺が人で満杯に。

chinaa1749

意外にも、車道には交通規制はなく、路線バスも自家用車もタクシーもふつうに走ってた。上海警察がパトロールしてて、いちおう「ここに車とめないで」と注意したりするけど、戦々恐々とした感じはなし。

shanghai

2010年に開催される上海万博のために、工事中で黄浦の川面は見えないんだけど、チャーター便と思われるぎらぎらイルミネーションの遊覧船が川面を行き交ってるのが見える。超きれい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

空にサーチライト、テレビ塔のイルミネーションもきらきら、ためし打ちみたいな花火もぽこぽこあがりはじめ・・・・・向かいのビルにでっかく投影されたデジタル時計を見ながら・・・・・

いよいよですよ!

shanghai11chinaa1770

カウントは・・・・おおっ、中国語だ!

三(さん)、二(あーる)、一(いー)・・・・・

ハッピー・ニュー・イヤー!!!

chinaa1760chinaa1763chinaa1766

chinaa1764

 NYのときは、まわりの見ず知らずの人たちと抱き合ったりキスしたりと大騒ぎで、それはそれで感動的だった。

けれど、今回の上海の、それぞれが幸せそうに同じ空を見上げる雰囲気はむしろ私の性に合ったというか。やっぱり、アジア人やねんなあ、自分も、中国の人たちも。

それでもいちおう周囲のひとたちとは記念撮影。みんなとってもフレンドリー♪

それでもいちおう周囲のひとたちとは記念撮影。みんなとってもフレンドリー♪

shanghai20

ところで、おわかりでしょうか。空に点々と浮遊する、↑↑オレンジ色の光群。

さいしょは『お金持ちがチャーターして飛ばしてる遊覧ヘリコプターかいな』と思ってたんだけど、その正体が判明しました。

shanghai14ランタンだったんです。紙製の。固形燃料で空気をあたためると、高く空に舞い上がる仕組み。これが無数に空に浮遊してたんですなあ~。chinaaa1826願いごとと、自分の名前を書いて、空へ飛ばす。shanghai99

若造あんちゃん二人組のランタンには、『お金と 強い心がほしい』(漢字からの推測)といったニュアンスの文字が油性のペンでしたためられておりました。

若造あんちゃん二人組のランタンには、『お金と 強い心がほしい』(漢字からの推測)といったニュアンスの文字が油性のペンでしたためられておりました。

火がついたものを、都会のど真ん中でふわふわ飛ばすことが禁止されてないとは。防災条例とか、ないんか?(ないんやろなあ)

23年ぶりに訪れた上海のあまりの変貌っぷりにアワくっていたのですが、こんなおおらかさが残っていたことに、ちょっとほっとしたのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シャンパンふりまわして馬鹿騒ぎしていたのは、西欧人旅行者と思われるわずかなグループのみで、日本人もあまりみかけず、カウントダウンに集まったのはほとんどが地元上海の人たちと思われる人たちでした。しかも、比較的若い人たち。

中国の人たちにとっては旧正月こそが真の正月であって、西暦のニューイヤーは「いちおう」というレベルのもの。街の中には祝賀ムードはほとんどなし。カウントダウンが思ったよりのどか~♪だったのは、それゆえでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大躍進を続ける上海だけど、むやみに「いんたーなしょな~る!」な西欧サルマネ的盛り上がり方を見せるわけでもなく。

あくまでもマイペースで西暦の新年を祝っていて。

それがすごく今の上海らしいという気がして、おお、いいぞいいぞと思ったのでした。

もしかすると、来年はもっと様変わりしてるかもしれんなあ・・という予感もなきにしもあらずですが。

おもしろかったあ~~~~~!!!

ネオンサインは「ハッピーニューイヤー」のあとに2010年万博をしっかりPR 中国やるき満々 

ネオンサインは「ハッピーニューイヤー」のあとに2010年万博をしっかりPR 中国やるき満々 

中国のひとたちにとって、本気でエネルギー爆発させる正月は2月の旧正月。街中には「正月の爆竹(ばくちく)の量に注意! 火薬使いすぎ厳禁」の啓蒙ポスターが。爆竹で事故ったやけど患者の写真がみせしめに・・・・ひええええ・・

中国のひとたちにとって、本気でエネルギー爆発させる正月は2月の旧正月。街中には「正月の爆竹(ばくちく)の量に注意! 命を大切に!!」みたいな啓蒙ポスターが。爆竹で事故ったやけど患者の写真がみせしめに・・・・ひええええ

 

・ホテルのテレビでNHK紅白歌合戦を生放送で見ることができたっ♪ 「嵐」の登場をしっかり見てから、カウントダウンへ出陣したのです。ああ、21世紀や・・・(ただし日本のニュース番組は中国では流されないの。ここのあたりが、おーやっぱり中国やなーと

ホテルのテレビでNHK紅白歌合戦を生放送で見ることができたっ♪ 「嵐」の登場をしっかり見てから、カウントダウンへ出陣したのです。ああ、21世紀や・・・(ただし日本のニュース番組は中国では流されないの。ここのあたりが、おーやっぱり中国やなーと

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ブログにコメントを書き込んでいただけます!ただし各回の題名(オレンジ色のタイトル部分)をクリックしてもらわねば投稿フォームがでないのです。すいません。追って改善します。どしどし書き込んで下さいね)

※ホームページに工事中の箇所が多くて申し訳ありません。執筆者への連絡は、出版社経由、あるいは下記へメールにてご連絡ください(個人的なご質問・お便りなどは申し訳ありませんがご遠慮ください)。

momomo(@)cd5.so-net.ne.jp

注↑上のアドレスからメールを送信する場合は@の前後のカッコをとってください

DSC_0987

2009年が終わり、
2010年が明けました。
みなさんにとって、私にとって、健康+すばらしい年になりますように。
そして365日後の自分が、いい年をひとつ重ねていますように。

新年、あけましておめでとうございます。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ブログにコメントを書き込んでいただけるようになりました!ただし各回の題名(オレンジ色のタイトル部分)をクリックしてもらわねば投稿フォームがでないのです。すいません。追って改善します。どしどし書き込んで下さいね)

※ホームページに工事中の箇所が多くて申し訳ありません。執筆者への連絡は、出版社経由、あるいは下記へメールにてご連絡ください(個人的なご質問・お便りなどは申し訳ありませんがご遠慮ください)。

momomo(@)cd5.so-net.ne.jp

注↑上のアドレスからメールを送信する場合は@の前後のカッコをとってください

森優子 著者近影

森優子 もりゆうこ/Yuko Mori

旅行コラムニスト/イラスト・エッセイスト。1967年大阪生まれ。大阪芸術大学美術学科卒

学生時代、サハラ砂漠を歩いているときに出会った人物にスカウトされて上京、ガイドブックの編集事務所に就職。93年独立、イラストを含めた執筆活動をスタート。ユーモラスで地に足の着いた旅行術&生活術は、「そうそう」「あるある」「なるほど」という多くの共感を読者から得ている。現在は東京都内にて中学生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約40カ国。

森優子の最新著作

買ってよかったモノ語り 表紙

買ってよかったモノ語り

晶文社 1,500円(税別)