タイ・サムイ島の美容院でみつあみに娘(当時五歳)がチャレンジ。

タイ・サムイ島の美容院で、当時6歳の娘がレゲエ風みつあみにチャレンジ。

 

 

先日の美容院について書いたブログに、友人数名から反応が寄せられたのです。 

なんと100パーセントが同意見。

「どちらかといえば美容院では黙っていたい、の10名に、私も加えてくれ」という声なのだった。うーむ。 

みんながそう思ってるというよりは、同じことを感じつつも言う機会がなかった人たちが食いついた結果だと認識しておるんですが、どうでしょ。

 中でも印象的だったのは、Uちゃん。彼女は友人の中でも際立って社交的で、宴会を華やかに和やかに楽しく盛り上げる天才。人と話すのが好きで、「いろんな人と話すと勉強になる」といつも言ってる。そ、そ、そのUちゃんが。

 「私の場合、髪をいじくられると眠くなるので眠気との戦いです。また、日頃は絶対見ない、買わない週刊誌のしょうもない記事を見るのも密かな楽しみにもなってます。ただ、根っからのエンターティナーとしての血が騒ぎ、美容師さんを楽しませるべく(半ば押し売り)、あの手この手でしゃべりまくります。しまいには、となりの美容師&お客さんも耳をそばだてて聞いてる始末。。。もう、店を出る時にはぐったりです。どうか、私のことは放っておいてください。。。。」

 あのUちゃんが、と驚くと同時に、なんだかわかるなあ~と思ったのです。

 ブログには、「こういうお客もいます」というぐらいの気持ちで書いたんだけど、『一部少数派の意見』ってわけじゃないかもとあらためて思った次第。

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 ならばいっそと、トーク以外のことにもふれてみることにしました。私自身が感じてることと、友人の意見が合致したものを書き出してみましょう。

 Q.美容院で「これはいやだなあ」と思うことは? 

  ●カバンを預けて、担当者と会う前に「あっぱっぱ」(エプロン)を着せられること。

 論旨→担当者にファッションの好みや雰囲気を見てもらってから、髪の相談をしたいのに~~。受付で『ネックレスやイヤリングをはずしてください』と言われるのも、同じ理由で、しぶしぶ・・・・。

●店に入ったとき、「いらっしゃいませ~」って笑顔で言ってくれないこと。

 論旨→忙しいんんだろうけどね。でも、美容院に入った瞬間って・・・・(被害妄想+自意識過剰なのかもしれないけど)美容師さんたちから「・・・・だっさい客」とか「中年だな」とか「へんな髪型」とか、品定めされてるような気がして、なぜだか居心地が悪いもの。なにはともあれ「いらっしゃいませー!ようこそ」って満面の笑顔で歓迎されたら、とりあえず落ち着ける。

 Q.次は別の美容院にしよう、と、思ってしまうとき。その理由となる要素は?

 ●シャンプーが下手

論旨→たとえカットがまずまずでも、シャンプーに不満が残る場合は自然に足が遠のくような気がする。逆に、特にこの美容院でなくても・・・と思う美容院でも、シャンプーやマッサージがむちゃくちゃうまい店だとつい次も・・・となることさえある。

 ちなみに私の「理想の美容師さん」は、「まかせられる」人です。たとえ私がいろんな注文を言っても、「ふーん。でもきっとこのほうが似合うよ」と言ってくれるぐらいの人。

 よっしゃあ、その感性に賭けるわ! と思わせてほしいのであります。

 寿司屋で信頼のおける職人さんに「おまかせ」と注文するように、よい意味で受け身で座っていたいのでございます。

 ちなみに、近年でとても嬉しかった美容師さんは・・・・・・・・・・

 「嵐。アイドルグループの嵐な感じで」

 という私のリクエストに対し、

 「なるほど。嵐ですね」

 と、はさみを動かし始めてくれた美容師さん。

 嵐のメンバーの誰ですか、どの時期の嵐ですか、という細かい質問はいっさいなし。

 考えてみれば無茶なリクエストなんだけど、「おまかせ」「よっしゃ」ぐらいのプロ根性、見せてもらえると嬉しいんだよお。

(でもその美容師さんでさえ、数回を経るうちに「慣れ」のようなものが気になるようになって、浮気してしまった・・・難しいねえ)

 いろいろなお客さんがいて大変だと思うけど、なんだかんだいって美容院へ行くのは楽しみなのでね。

たのむよ~~。

 

娘が5歳のとき、スイスで。『ハイジの髪型にしてください』という無茶ぶりに、『ハイジはスイスの誇りですからがんばります」と対応してくれた美容師さん(サースフェー)。つべこべ言わず、たんたんとスピーディーにこなしてくれたのは、言葉が通じにくいという理由ばかりでなく、「こんなへんな客はさっさと終わらせたい」という思いもあったからではないかな。おかげさまで、ヨロレイホ~な髪型が完成しましたよん。

娘が5歳のとき、スイスで。『ハイジの髪型にしてください』という無茶ぶりに、『ハイジはスイスの誇りですからがんばります」と対応してくれた美容師さん(サースフェー)。つべこべ言わず、たんたんとスピーディーにこなしてくれたのは、言葉が通じにくいという理由ばかりでなく、「こんなへんな客はさっさと終わらせたい」という思いもあったからではないかな。おかげさまで、ヨロレイホ~な髪型が完成しましたよん。

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※ホームページに工事中の箇所が多くて申し訳ありません。執筆者への連絡は、出版社経由、あるいは下記へメールにてご連絡ください(個人的なご質問・お便りなどは申し訳ありませんがご遠慮ください)。

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ぼっちゃんの頭を刈る間じゅうひとこともしゃべらなかった美人美容師さま(セルビア)

ぼっちゃんの頭を刈る間じゅうひとこともしゃべらなかった美容師さま(ベオグラード)

 

あのー。

みなさんはどうなんでしょう。美容院で。

カットやシャンプーやパーマの施術をうけているあいだ、美容師さんとおしゃべりしたいほうですか?

 じつはね。私はですね。美容院の椅子の上では、ずーーーっと黙っていたいほうなのであります。

もし、私を担当してくれたことのある美容師さんが↑これを読んだら「ええええっ?」と、仰天するかもしれない。「森さん、ずーっとペラペラしゃべってたじゃん。それにけっこう盛り上がってたじゃん」って。

ええ、そうなのよ。それなりにしゃべってるもんね。

むしろ私が帰ったあと「さっきのお客さん、よくしゃべってたねえ」って言われてるかも。

でもずばりそれは、美容師さんからの話しかけに応えて、同じ話すならちゃんとレスポンスを返そうとしているだけであってですね。「黙っていたい」のが本心だったりするんですよ~~~。うわ~、ごめんねこんなこと言っちゃって。

コミュニケーションを拒否してるんじゃないんですよ。ただ、当方としては髪をばっちり美しくしてもらいたいのであって、極端な話、その目的が達成できればそれでいい。だけど、初めての美容院の椅子に座ると次のような会話がたいていは始まってしまうのであります。

「お客さん、言葉がなまってますけど、関西ですか?」

「そうですねん。もう東京に20年暮らしてるんですけど、順応性がないのか抜けないんですわ」

「関西弁っていいですよね~。漫才みたいで面白いじゃないですか。無理に抜かないほうがいいですよ」

ありがとうな、お兄ちゃん。でもこういう会話って、もう二百回ぐらいしたことあるねん。美容院で。

「お客さん、バレーボールとかやってるんですか?」

↑これもよく言われる。なぜか野球でもバスケでも水泳でもなく、たいていバレーボールと言われるのです。まったく運動音痴な自分がバレーボールな外観なんだという統計学的な結論は得られたのですが、でもね、ごめんね、本当は黙って雑誌を読んでいたいんやわ~。

「ならそこで『バレーボールも運動もしてません』で済ませりゃいいものを、あんたはどうせ『お兄さんは何かスポーツしてらっしゃるの?』とかって聞き返すんでしょ。黙ってたいなら、黙ってりゃいいのよ。あっちもしゃべりたくてしゃべってるんじゃなくて、接客業の義務としてしゃべってるのよ」

↑と、古い友人から言われます。そうだよなあとは思うんです。が、ついね。

とまあ自身でも反省すべき点は多々あるとは思うんだけど、では世間一般的にはどうなのかと思い、複数の女ともだちにことあるごとに、これまで聞いてみたのですよ。

Q:美容院で、美容師さんと話したいほう?

すると興味深い結果が得られたのです。

回答A●どちらかといえば黙っていたい→約10名

回答B●おしゃべりが楽しみ。能動的に話したい→約2名

どじゃ~ん。どうよ。

調査期間はだらだらとのべ10年にわたり、しかも「全員が森優子の友人/現在40歳前後」という極端に偏った特徴があるものの、サンプリングとしてまったく説得力なしと却下するほどでもないでしょう?

ちなみに回答A→「どちらかといえば黙っていたい組」の言い分は、

「しゃべりたくないわけじゃない。でも、接客業の義務みたいな、あたりさわりのない、どうでもいい会話をえんえんとされると疲れるというのが本音。それなりに答えなくちゃ申し訳ないし、あーあ、あっちもべつにこの話って特別面白くはないんだろうなーって思うような会話が辛い」

・・・・要約するとこういう↑意見が優勢なのです。

中でも、

●若い美容師さんに『お子さんがいると大変なんでしょうね~(そこまでどまりの同情)』系の話をされる

●『お仕事してらっしゃるんですか? わ~すごいですね~大変ですね~』持ち上げてくれてるのかもしれないけどここから広がらない会話

●「新宿のすごい行列ができてるドーナツ屋、行きました?」といった、べつに相手が誰でもいいじゃん系の会話

なんかはあんまりしたくないなあ・・・・・というだけであって、くどいようですがけっしてコミュニケーションを拒否してるわけじゃない。

いっぽう、『お客さん、枝毛がひどいけど、海かどこか行ってきたの?』で始まる会話なんかは大歓迎、ということのようです。

なお、回答B→「能動的に話したい」という答えをくれた約2人の共通項みたいなものもあって、それは、

●「すでに何年もなじみの美容師さんだから、自然に会話が始まる」

●「自分とは異世代・異業種のリサーチのつもりで話す」

といったものでした。それも共感できる。

美容師さんのほうの言い分もあるでしょうね。

『マニュアルで決まってるんだ』とか『接客業なんだから黙ってるわけにはいかない』とか。それに、おしゃべりが楽しみで来る人もきっといるもんね。

でもね、「ああ・・・・できれば静かにしていたい」って本気で思ってる人も、あんがいいるかもなあ、ということですのよ。少なくとも、ここに一人+約10人。

参考までに。

 

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森優子 著者近影

森優子 もりゆうこ/Yuko Mori

旅行コラムニスト/イラスト・エッセイスト。1967年大阪生まれ。大阪芸術大学美術学科卒

学生時代、サハラ砂漠を歩いているときに出会った人物にスカウトされて上京、ガイドブックの編集事務所に就職。93年独立、イラストを含めた執筆活動をスタート。ユーモラスで地に足の着いた旅行術&生活術は、「そうそう」「あるある」「なるほど」という多くの共感を読者から得ている。現在は東京都内にて中学生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約40カ国。

森優子の最新著作

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